ブラジル ミナスジェライス州産 ホワイトキャップダルメシアンスモーキークォーツ 置物

ブラジル、ミナスジェライス州産の大変珍しいホワイトキャップダルメシアンクォーツです。
ダルメシアンクォーツとは、スモーキークォーツの中で色の濃い部分(ホットスポット)がいくつか見られ、犬のダルメシアンの様な斑模様が現れたスモーキークォーツの事です。
煙水晶という名称の通り、煙のような色合いをしているという特徴がありますが、未だに発色要因は明確になっていません。 しかし、含有するごく微量のアルミニウムが天然の放射線の影響を受けて、広範囲の波長の光を吸収するようなることで煙のような茶色や灰色になると考えられています。
放射線を満遍なく浴びたとすれば、煙色は均一になります。しかし、水晶の成長速度にバラツキがあれば、スモーキーファントムになります。成長、停止、再成長により、放射線を浴びる量の違いによって色の濃淡が現れます。
また、アルミ成分の濃さによっても色の変化が現れます。また、放射線量も水晶の外側と内部では違いが生じて、水晶のエッジ部分が濃くなる傾向が見られます。
放射線源が水晶の近くまたは接している場合、更には内包物として取り込んだ状態ですと、その放射線源の周りが濃くなります。それをホットスポットと呼び、ホットスポットが沢山あり斑模様になったら水晶をダルメシアンクォーツと呼んでいます。大変レアな水晶でなかなか見る事ができません。
放射線源としてはジルコン等が有ります。
このミナスジェライス州産のスモーキークォーツも斑模様が表れ、ダルメシアンクォーツと呼んでいいと思います。ダルメシアンクォーツは産地的な特徴では無いのでスモーキークォーツが産出する地域で出る事がありますが、その可能性は大変少ないです。
更にこの水晶はトップが白い水晶のファントムになっていて、ホワイトキャップの様な特徴があります。何故そうなったかは想像してみて下さい。

44.4×14.2×13.8mm 12.71g

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